アメリカ文学史とイギリス文学史
最近、アメリカ文学史とイギリス文学史の作品を読んでいる。
アメリカ文学史ではジョナサン・エドワーズとベンジャミン・フランクリンの宗教観の違いが面白い。例えば雷がゴロゴロゴロ!!
光った時に、ピューリタリズムに活を入れようと大覚醒運動の先頭に立ち、天の道を厳しく説いたジョナサンは「神が怒っている!」と言ったのに対して、避雷針を発明するなど富への道を説いたフランクリンは「あれは電気だから!」と言ったことである。
他に、19世紀半ばアメリカン・ルネッサンス時代のエマソンのトランセンデンタリズム:Transcendentalism (超絶主義)には感銘を受けた。特に天にしか神がいないという時代に、神はいっさいのものの中に存在し、人間の魂にも神性がやどっているので自己の良心の声に従って生きよという思想が素晴らしいと思った。でも、時代的に、都合の良いように楽観的に捕らえて自己中心的な者も現れたりもしたが。個人の中に神が存在するというのはこの時代には画期的だったのだろうと思う。
シカゴ・ルネッサンス時代のシャーウッド・アンダーソンは、英語は間違いだらけで有名だが、彼の作品は時代変えた画期的な作品として絶賛されている。その特徴は、選び取った真理を唯一のものとして主張すればするほど、その狭いものの見方が原因で人からは奇妙に見られることがあるというグロテスク観である。これには考えさせられるものがある。私にはエッシャーのトリックアートを想像させる。
型破りの詩人でベストセラーになったホイットマンとディキンソンだが、両者が正反対の思想(楽観的、自由、平等、民主主義、全てを肯定、直線的⇔根暗、奥深い、自己卑下、欠乏の美学、螺旋的)がまた面白い。
ロスト・ジェネレーション時代(1920年代~30年代)ではフィッツジェラルドの時代にマッチした作品は有名でThe Great Gatsbyは映画でも有名。特にヘミングウエイは代表的な作家で、沢山の映画が有名。『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』『キリマンジャロの雪』が生死がテーマで感動的だったが、『インディアン・キャンプ』は5頁しかないが、深く重く考えさせられる物語だった。
イギリス文学史では、チョーサーのカンタベリー物語が愉快だ。『バースの女房』が特に面白い。映画のストーリーとは全く違うので、映画を見ると幻滅する。特に最後の女房が言った言葉がイキなのだ!!ネタバレになるので読んだ方のお楽しみに!
イギリス文学史の作品は沢山の有名な面白いものが多い。シェークスピアは、韻律が美しく、原文は音楽のように心に響く。現代ならラップというところだろうか。
ミルトンの『楽園の喪失』は男女や夫婦について考えさせられる。もうすぐハリウッドで『楽園の喪失』が映画化されると聞いたので楽しみだ。
スウィフト、ワーズワス、ハーディ、ジョイス、ポター、オースティン、ブロンテ姉妹、ディケンズ、ローレンスは好きな作品が多くキリがない!! これらを語ったら、長くなるのでまたの機会にo(*^▽^*)o
C.S.ルイスの作品も『ナルニア物語』で有名だが、私は、彼が最愛の妻ジョイスを亡くしてから執筆した 『悲しみをみつめて』と.『永遠の愛に生きて』の原題『Shadowlands:影の国よさようなら』、『四つの愛』が感動的で、大好きだ。ルイスは宗教学者としても有名だったが、最愛の妻ジョイスを失った時は、神を信じ、説いてきた自分であったのにもかかわらず、苦悩に苛まれる日々だった。そしてそこからどう立ち向かっていったか、この作品から「本当に愛する」ということを、彼なりに導き出したとても参考になる哲学が書かれている。特に愛する人を亡くした人にはこの文学作品はとても感慨深い。
ただし、原文の方がわかりやすい。訳本は、時代が昔なため、少々堅い、日本的表現でわかりにくいところもある。。。。。。<(_ _)>
それから『ハリー・ポッター』は、この『ナルニア物語』に影響されている作品なのだが、世間の人々は『ナルニア物語』が『ハリー・ポッター』のまねをしていると思われているようだ。
長くなったので、今日はここまで゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
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